健大高崎の青栁博文監督＝群馬県高崎市で2020年1月24日、喜屋武真之介撮影

　第93回選抜高校野球大会は第1日の19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、昨秋の関東大会を制した健大高崎（群馬）が第3試合で、下関国際（山口）に6-2で勝利した。 【健大高崎VS下関国際の試合を写真特集で】 　◇健大高崎・青柳博文監督 　高松（将斗投手）はほんといいピッチングをした。第1段階は100球、次に点を取られるまでと決めていたが、6点差になったのでなんとか完投させてやりたいという気持ちで（九回は）送り出した。（打撃については）非常に相手が素晴らしいピッチャーで、特に（三回途中から2番手で登板した）古賀（康誠）投手は長身から投げ下ろすスライダーの切れとか真っすぐの力があるので、なかなか打てないなと感じた。（今年は打力が上がっているが）練習の量を十分やってきたのでその結果が出たかなと思う。数年前からバッティングの大事さを認識して振り込み、打ち込みを相当増やしてようやく結果が出た。今年のチームは1番から9番までしっかり打てるのが持ち味。歴代もいいチームはあったが、1番から9番までというチームはなかった。今年のチームはその辺りが強み。 　◇小沢周平主将「無失策は高松のおかげ」 　今回、失策がなく守備が安定したのは、高松（将斗投手）が本当にいいテンポで投げてくれたおかげ。また、普段の練習と同様にしっかりミーティングを重ねたことが結果につながったのだと思う。ミーティングでは、徹底するところを徹底しようと。誰でもできる全力疾走やカバーリングなどをして自分たちのリズムを作っていこうと話した。 　打席については、低めの変化球の見極めをしようと、みんなで意思統一していた。自分自身の4打席目の適時二塁打は、桜井（歩夢選手）が出塁し盗塁したので「チームの勝ちに貢献しよう」とだけ思って打った。甲子園で打ちたいと思っていた本塁打ではなかったが、ランナーを還せて本当に良かったと思う。 　◇全31試合を動画中継 　公式サイト「センバツLIVE！」では、大会期間中、全31試合を中継します（https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021）。また、「スポーツナビ」（https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/）でも展開します。