米大統領、高齢不安逆手にジョーク ホワイトハウス記者と夕食会
【ワシントン時事】バイデン米大統領は27日夜、ホワイトハウス記者会が主催する夕食会に出席し、自身の高齢に対する国民の不安を逆手に取ったジョークで、11月の大統領選で再び対決するトランプ前大統領をやゆした。 【図解】両候補者比較 夕食会は1921年に始まった恒例行事。主要メディアと敵対したトランプ氏は在任当時、出席しなかった。 81歳のバイデン氏は壇上に立つと早速、司会を務める米テレビ局の女性記者に「あなたは大統領になるには若過ぎるね」と一言。「確かに大統領選では年齢が争点になっている。私は大人であり、6歳児と対峙（たいじ）している」と話し、言動の稚拙さが指摘される77歳のトランプ氏を当てこすった。 好評だった3月の一般教書演説を経て「私は大きく成長した」とアピールする一方、「ドナルド（トランプ氏）は最近、厳しい日々を送っている。嵐の中と言えるかもしれない」と語り、不倫相手への口止めを巡る裁判に連日追われているトランプ氏をからかった。
