リリー・フランキー主演「Diamonds in the Sand」新映像が公開、孤独死をめぐる物語
リリー・フランキーが主演を務めた日本・マレーシア・フィリピンの国際共同製作映画「Diamonds in the Sand」。第25回東京フィルメックスにてワールドプレミア上映される同作の海外版特別映像が解禁された。 【動画】「Diamonds in the Sand」海外版予告はこちら 本作は、離婚して東京で1人暮らしをするサラリーマンのヨージを主人公に据えた物語。彼のことを心配してくれる母親もついに他界し、ヨージは生きる意味を見失う。そんな中、名前も知らない隣人の孤独死を目の当たりにしたヨージ。同じ運命をたどりたくない彼は、日本で介護士として働いていたミネルバを追ってフィリピン・マニラに向かうのだった。リリーがヨージを演じたほか、吉行和子、マリア・イサベル・ロペス、ソリマン・クルス、チャーリー・ディゾンもキャストに名を連ねた。 監督を務めたのは、マニラを拠点とするジャヌス・ヴィクトリア。これまでに短編映画「マニラの神話」や、東京のアパートでの孤独死に関するドキュメンタリー短編「沈黙との出会い」などを制作しており、本作で長編映画監督デビューを果たした。撮影には、日本から芦澤明子が参加している。 このたびYouTubeで公開された映像には、ヨージが「フィリピンには孤独はないんだ?」と尋ねるシーンや、マニラに渡った彼が現地の人たちと交流する姿を収録。母親から「あなた、幸せだったことあるの?」と聞かれたヨージが静かにほほえむ様子も映し出されている。 ワールドプレミア上映は、第25回東京フィルメックスの初日である11月23日の14時55分から東京・丸の内TOEIにて実施。上映後にはヴィクトリア、リリー、プロデューサーのローナ・ティーと曽我満寿美が登壇し、Q&Aを行う予定だ。 日本公開は未定。 ■ 第25回東京フィルメックス / TOKYO FILMeX 2024 2024年11月23日(土・祝)~12月1日(日)東京都 丸の内TOEI、ヒューマントラストシネマ有楽町 前売り料金:一般 1500円 / U-25 1100円 会期中料金:一般 2000円 / U-25 1500円 (c)「Diamonds in the Sand」Film Partners