壊れた墓石復旧へ支援 全国の職人、七尾で作業
県石材組合連合会と全国五つの石材店団体は22日、地震で損壊した七尾市内3カ所の寺院墓地で支援活動に取り組んだ。24日まで延べ約70人が輪島市や穴水町の寺院も訪れ、墓石の仮復旧を進める。 県内の石材業者には修繕依頼が殺到し、墓石がずれたり、倒れたりしたままの寺院が多い。地元の石材業者だけでは人手が足りず、日本石材産業協会や全国優良石材店の会などに所属する全国の職人が6月に続いて支援に入った。 山の寺寺院群(小島町)の日蓮宗實相寺(じっそうじ)では、通路やがけに落ちた墓石を拾い集めて墓地内を安全に移動できるようにした。9月下旬にも支援する予定で、日本石材産業協会の齋藤繁樹さん=新潟市=は「お墓を守るという思いこそ能登復興につながる。今後も支援を続けていく」と話した。