専門家が教える、赤ちゃんがすやすや眠るのに必要なこと カギは朝日にあった 沖縄・名護市
沖縄県名護市の「あい保育園」は3月11日、園内にある「子育て支援センターあい」で、乳幼児を育てる親を対象にした睡眠セミナーを開催した。 講師は「IPHI妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント」の資格を持ち、「おきなわねんねコーチ」として活動する中山美波さんが務めた。 中山さんは、乳幼児は大人に比べて睡眠サイクルが短く、体内時計も未完成なため、なかなか寝ない子が多いと説明。朝日を浴びると分泌するセロトニンが、夜には睡眠に必要なメラトニンに変わって眠りにつきやすくなるとし「朝日を浴びることが大切」と呼びかけた。睡眠習慣をつくるこつとして、食事や風呂、読み聞かせなど寝るまでの行動を「ルーティン化」することを勧めた。 生後4カ月の音栄(おとさ)ちゃんとセミナーに訪れた宮里明日香さん(34)は「娘が生後1カ月の頃は、寝て起きてを繰り返し私自身が産後うつになってしまった。子どもに無理のない睡眠リズムを見つけ、質の高い睡眠で元気いっぱい過ごしてほしい」と話した。(北部報道部・松田駿太)