【山陽オート(オーバーミッドナイト)一般】山陽支部長の角南一如が実に10年ぶりの優勝
山陽オートの4日間開催の山陽オーバーミッドナイトオートレース「オッズパーク杯」は日付が変わった1日の午前0時半過ぎ、最終8Rで優勝戦を行い、選手会の山陽支部長でもある角南一如(すなみ・かずゆき、46歳)が、6番手Sから徹底してアウトを果敢にまくって攻め、2014年2月の船橋以来約10年7カ月ぶりとなる通算12回目の優勝を飾った。
優勝戦のスタートは0m2車の1仲口、2満村が枠なりに出て、10mの3古城が続き、最重ハンディの20m3車は4藤岡、6丹村、5角南の順で1角を通過。BSでは古城が2番手に上がり、逃げる仲口を追った。 最後方だった角南は2周目に丹村をまくって5番手に上がると、内を使う藤岡に対して外をまくってさらに前団へと浮上し、残り3周の隊形は仲口-藤岡-角南。最終周回に入る頃にはひとかたまりに接近し、この3人に絞られたV争いは、最終3角で藤岡が仲口を内から抜くと、3番手の角南はスピードに乗ったまま電光石火のまくり強襲。仲口をあっさりパスすると、その勢いでゴール線直前では外から藤岡もかわした。
優勝した角南一如の話
「走りながら楽しかった。準決勝戦で2級車の引っ張りが速かたけど、その外に車を振れていたし状態は良かった。最後は前の2人の動きを見極めて、外に行けるかなと思った。一番の勝因は外が使えたことでしたね。支部長になって初めての優勝。支部長としていつも表彰式担当(表彰状の授与役)だったし、10年ぶりなのでうれしいですね。自分は元々、スタートに左右されて、エンジンが良くても間に合わずに2、3着が多いタイプ。今回の優勝戦も遅れていたし、もう少しスタートの腕を磨きたい。次節のナイターはマフラーが換わるが、自分はマフラーはあまり気にしない。時間帯は違ってもまた頑張ります。36期の古谷匠の指導員をしているので、弟子の成長も楽しみです」