「粘り強いプレーで評価に値する」カラバオ杯で今季初スタメンの遠藤航に現地メディアは概ね高評価! 一方で「起用されない理由が見えてくるような場面も…」
「彼は全力を尽くし、多くのチャレンジングな状況を乗り越えた」
「今季最初のスタートとしてはまずまずの出来で、常にリバプールの中盤の中心に食い込んでいた。チームの中で最も多くのデュエル(6回)とボール奪取(7回)を記録している。失点の場面で、クリアを試みたボールがクアンサーに当たってゴールに入ってしまったのは不運だった」 サッカー専門サイト『90min』は、「時折、スロット監督に起用されない理由が見えてくるような場面もあったが、粘り強いプレーで評価に値する内容だった」と、悪い点と良い点の両方を挙げ、こちらも「7」の高採点となった。 リバプールの地元メディアでは、日刊紙『ECHO』が単独最低採点となる「5」という厳しい評価に。寸評では「リバプールの中盤に欠けていたかもしれない強さを披露。幾つかのデュエルで勝利した」とポジティブな点に言及する一方で、「パスの展開力が常に最適だったわけではない」と攻撃面での問題を指摘し、「失点に繋がったクリアは、パニックの状態の中でクアンサーに当たってゴールに入ってしまった」とも綴っている。 一方、総合サイト『Liverpool World』は「前半に重要なヘディングシュートを放った。クリアがクアンサーに当たり、相手にリードを許したのは不運だった。ボールを持った際、常に落ち着いているわけではなかったが、ボールを失うことはほとんどなかった。後半には強度を上げ、敵陣深くで完璧にタイミングの合ったタックルを成功したにもかかわらず、不思議なことに反則を取られた」と、そのプレーを振り返り、採点は「6」とした。 最後に、クラブ専門サイト『THIS IS ANFIELD』は「7」の高採点を与え、「今季初先発となった選手のひとり。公平に言えば、遠藤にできることはあまり多くない。もし彼が監督の求めるタイプでない場合、そのキャリアを考えると、今の段階でプレースタイルを大きく変えるのは難しいだろう」と厳しい現状にあることを強調しながらも、「それでも、彼は全力を尽くし、多くのチャレンジングな状況を乗り越え、ボールをクレバーに扱い、肋骨に一撃を受けた後でもプレーを続けた」と、彼の働きを称賛している。 構成●THE DIGEST編集部
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