「7000人足りない」熊本の深刻な人手不足 “外国人材採用” の高まりで問題は解消するのか?
KUMAMOTO KURASU 遠藤浩昭会長「(全国で)外国人の獲得競争が過熱しておりまして、安定的な確保が課題となります」 ■熊本県が取り組む “環境整備” 熊本県は外国人材を受け入れる環境整備などを検討する “部局横断型” の推進本部を設置。さらには外国人材の雇用を検討する企業向けの支援窓口も開設し、動きを加速させようとしています。 県商工政策課 吉村了介 主幹「在留資格が必要だとか 日本人とは違う『雇用にあたってのハードル』どうしても超えなければいけないものがあり、県としてサポートが必要かなと思っています」 ■外国人材を採用した企業は… 受け入れにあたり重要なことは何か、既に外国人材を採用している熊本市内の自動車学校を訪ねました。 香港出身の温詩豪(おんしごう)さん。県内初の外国人の教習指導員です。温さんは日本語・英語・中国語の3か国語で指導にあたっています。 温さん「外国の教習生が来たら、教習生の母国語で交通ルールやマーナを教える方が、教習生が(外国の方が)安心だと思う」 アジア圏の外国人から免許を取りたいという問い合わせが増加したことを受け、温さんを採用しました。 くまもとKDSグループ 永田佳子代表「母国語をしゃべる方をスタッフとしていったらこのマーケットも参入できるのではないかと」 現在、温さん含めて外国人のスタッフは5人いて、8か国語に対応しています。 外国人スタッフの力もあり、2019年は25人だった外国人の教習生が、今年9月末時点で200人以上まで増加しました。 外国人を受け入れる上で重要なのは外国人と日本人との壁をなくし、接点をどれだけ持たせることができるかだと言います。 永田代表「職場がウェルカムの雰囲気がないと、彼らも質問したくてもできないということもあるので、私にとっては本当に来ていただいているという感じです。彼らがいないと成り立たない」
熊本放送