101歳、わが人生に退屈なし! 87歳まで仕事続けた中崎さん、元気のもとは畑仕事に針仕事、グラウンドゴルフと毎日欠かさぬパズルと日記
鹿児島県曽於市大隅町月野の中崎ナミヨさんは、4月で101歳になった。耳は少し遠くなったが、病気知らずで「どこも痛いところはない」とかくしゃくとしている。元気のもとは畑仕事だといい、夜は頭の体操にパズルを解き、日記をつけるのを欠かさない。 【写真】中崎ナミヨさんが書き続けている大学ノートの日記帳
18歳で助産師と看護師の資格を取得。結婚後も87歳まで仕事を続け、2人の子どもを育てた。昭和の半ばごろまでは、自転車やバイクで妊産婦宅に駆け付けていたという。車の免許証を取得後、この3月に100歳で自主返納するまで約60年間、車を運転した。 10年前に元小学校教諭で当時90歳だった夫の次郎さんを亡くして以来一人暮らし。毎朝6時に起床。午前中は自宅敷地内の畑でくわを振るい、季節の野菜作りに精を出してきた。朝食に食べるみそ汁には、取れたての野菜を入れる。今はフダンソウやキュウリ、ジャガイモ、ピーマン、ネギなどを栽培している。 「畑が広くて、仕事があるのはありがたい。退屈する暇がありません」と笑う。毎晩9時までには就寝し、8時間ほど熟睡するという。日記には、草取りや買い物などその日の行動、めいが持ってきてくれる夕食の総菜などを書き込む。針仕事をこなし、週2回のグラウンドゴルフも楽しんでいる。
南日本新聞 | 鹿児島
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