【地方競馬】ギガースが川崎・ネクストスター東日本V 1番人気に応える会心の勝利
「ネクストスター東日本」(14日、川崎) まさに“横綱競馬”だ。1番人気のギガースが4角先頭から前走惨敗のうっぷんを晴らし、デイリー杯ニューイヤーCに続く二つ目のタイトルをゲット。「兵庫チャンピオンシップ・Jpn2」(4月29日・園田)への優先出走権も獲得した。2着には先行した4番人気のクルマトラサン。8番人気のアジアミッションが直線で末脚を伸ばして3着に入った。 【写真】パートナーに感謝 馬上で相棒をたたえる森泰斗 逃げるライゾマティクスをマークしたギガースが、抑え切れない手応えから早々に3角過ぎでかわして先頭へ。直線はただ1頭、馬場の真ん中からビクトリーロードを駆け抜けた。 それでも森泰斗は苦笑い。「直線はメチャクチャ遊んでました。4コーナーでのセーフティーリードがあったので押し切れましたね」と胸をなで下ろした。前走の雲取賞では自分の走りができなかった。初顔合わせのJRA勢に対して控えたのも裏目に出た。その反省を糧に今回は本来のスピードを生かす競馬で再び輝きを取り戻した。 佐藤裕師は「1番人気に応えられて良かった。ジョッキーもよく考えて乗ってくれましたね」と人馬をたたえた。次走は兵庫チャンピオンシップ参戦が有力。JRA勢へのリベンジ&新たに確立された3歳ダート短距離路線統一へ、さらなるトレーニングを積んでいく。