広島・ケムナが術後初の対外試合登板で1回2K無失点の好投「投げられる幸せは感じてやっている」 昨年9月に右肘手術
「教育リーグ、広島1-2阪神」(3日、由宇球場) 広島のケムナ誠投手(28)が昨年9月に受けた「右肘関節内遊離体、および骨棘(こっきょく)切除」の手術後初となる対外試合に登板。1回1安打無失点、2奪三振の好投を見せた。 【写真】右肘手術から復肩 1回0封と好投したケムナ 0-0の五回に4番手として登板。先頭の遠藤を直球で空振り三振を奪う。続く高寺には二塁へ内野安打を浴びるも、福島を左飛、最後は野口を変化球で見逃し三振に仕留めた。 2月下旬に紅白戦で登板し、実戦復帰は果たしていたが、対外試合は初めて。順調な回復ぶりに「投げられる幸せは感じてやっています」と笑みがこぼれた。投球内容にも「全体的に良かった」と納得顔。また、昨季までの2段モーションから今季はシンプルなフォームに挑戦中。2段モーションを辞めたことで「ブレが少なくなった」と手応えを口にした。 今後は明日以降の肘の状態を見ながら、調整法を定めていく方針。1軍への復帰は未定も、完全復活へ、大きな一歩を踏み出した。