古河一、新人戦17年ぶりV
令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)の決勝が2月1日にト伝ノ郷運動公園で開催され、古河一が水戸商をPK戦の末に下し17年ぶりの優勝を果たした。 【フォトギャラリー】水戸商 vs 古河一 準決勝終了から約2時間後にキックオフされた決勝戦は、水戸商は先発を5名、古河一は8名入れ替えて試合に臨んだ。 前半13分、水戸商がMF2萩谷諒真(2年)のロングスローからの混戦をDF3山縣修人(2年)が押し込み先制に成功する。その後も攻め立てる水戸商は14分にMF17大高紘希のクロスからDF16中村エマニュエルジェフ(2年)がシュートを放つもGK正面へ。15分にはハーフライン付近のFKが直接ポストに当たり、跳ね返りを山縣が詰めるもこれもポストに直撃。古河一は前線のFW15小池陽太(2年)がボールをキープし攻撃に出るも崩せない。37分、水戸商はFW12新堀温人(2年)の左からのクロスをMF18石井良生久(2年)がボレーで狙うがミートせず。 後半から古河一はMF松本颯太(2年)、MF20横堀真太朗、FW18小野田陸玖(2年)を投入し両サイドをワイドに使い少しずつペースを握っていく。さらに52分にはMF11大塚昴世(2年)を投入。55分、右サイドMF倉持優翔(2年)のクロスに大塚が合わせ決定機を作るも相手DFに阻まれる。しかし、直後の57分、CKを得た古河一は、これを大塚が頭で合わせて試合を振り出しに戻す。逆転を狙う古河一は70分、FW15小池陽太(2年)のシュートはGK正面に。対する水戸商はMF8野口硫跳がカウンターからシュートを放つもゴール上へ。試合終盤に差し掛かるにつれて、試合は激しさを増していくも両チーム譲らずPK戦へ。古河一は2人目が外すもその後は全員が成功。水戸商は5人目と6人目が外してしまい、5-4でPK戦を制した古河一が激闘に終止符を打った。 (文=古部亮 写真=矢島公彦)