サッカーJ1・ガンバ大阪への加入が内定した神村学園の名和田我空選手が17日、会見で「二桁得点を狙いたい」と目標を語りました。一方鹿児島が誇るガンバのレジェンドも名和田選手の活躍に期待を寄せました。 （神村学園男子サッカー部3年・名和田我空選手） 「1年目から二桁得点狙って、まずはそこを目標に頑張りたいと思っているし、開幕戦から出る気持ちで頑張っていきたい」 　そう力強く語ったのは、J1・ガンバ大阪への加入が内定している神村学園高等部3年の名和田我空選手です。 　宮崎県都城市出身。7歳でサッカーを始めると、小学6年生の県選抜に5年生でただ一人選ばれるなど、早くから注目を集める存在に。神村学園中等部に入学すると、3年生の時には学園史上初の全国制覇に大きく貢献しました。そのときに語っていた将来の夢は…。 （名和田我空選手・中学３年生当時） 「将来の夢はワールドカップで日の丸を背負って優勝することと、プレミアリーグなどで活躍したい」 　夢に向かって突き進んできた名和田選手。去年の17歳以下のアジアカップでは、大会MVPと得点王に。今年夏のインターハイでも9得点で得点王になるなど、世代屈指のアタッカーとして注目が集まっていました。高校3年間、名和田選手を見てきた有村監督は。 （神村学園男子サッカー部・有村圭一郎監督） 「3年間、非常に努力を重ねてここまで来た選手だと思うので、今後大きく羽ばたいてもらえるように私どもも期待したい」 （ガンバ大阪フットボール本部強化部スカウト担当・青木良太さん） 「ガンバの宇佐美貴史選手のような能力を持っているなという印象を持った。パーソナル的な部分の彼の評価もすごく高くて、人に愛される選手だという評価をしている」 　Jリーグだけでなく海外のクラブからも熱い視線が注がれる中、名和田選手が選んだのはガンバ大阪。決め手は、チームの雰囲気だったといいます。 （神村学園男子サッカー部3年・名和田我空選手） 「ここなら成長して活躍できるなという思いが自分の中であったので、最後はそこが決め手になった。日本代表になって、ワールドカップで優勝したいという大きな目標があるので、成長意欲を持って、1年目からどんどん色んなものにチャレンジしていきたい」 　青と黒のユニホームを着るとはにかんだ笑顔を見せました。 　鹿児島市出身でガンバ大阪のレジェンドも名和田選手の活躍に期待を寄せています。元日本代表で、今シーズンからガンバ大阪でコーチを務めている遠藤保仁さんです。 （ガンバ大阪・遠藤保仁コーチ） 「しっかりと彼の能力を伸ばしてあげられれば良いなと思いますし、彼自身ももっと高い所を目指しているとは思うのでその手助けができればいいかなとは思うので、非常に楽しみにしている」 　将来、日本代表でワールドカップ優勝を目指す名和田 我空選手。いよいよ、プロの世界へ羽ばたきます。