【J1順位表】横浜FM首位浮上&神戸3位転落 柏が最下位に転落
サッカー明治安田生命J1リーグ第17節の9試合が10日、11日に開催されました。 折り返しとなるリーグ前半戦の最終節。前節まで首位の神戸が敗れ、2位横浜FMが勝利したため首位交代。名古屋も4連勝で2位に浮上しています。下位ではG大阪が3連勝、横浜FCは引き分けで最下位脱出。一方敗れた柏が最下位に沈んでいます。 現在の順位の試合数は、神戸、浦和、川崎F、湘南の4チームが1試合少ない状況となっています。
◇横浜FM4-3柏(日産スタジアム)
◆得点者 【横浜FM】アンデルソン・ロペス2、エウベル、宮市亮【柏】オウンゴール、戸嶋祥郎、フロート 点の取り合いとなった一戦に終止符を打ったのは、横浜FMのFW宮市亮選手。日本代表として出場した去年7月東アジアE-1選手権で、右膝前十字じん帯断裂、長期離脱を経て、今年5月から戦線に復帰していました。 3-3で迎えた後半アディショナルタイム7分、マルコス・ジュニオール選手のパスを受けると、右足を振り抜きシュート、柏守備陣に当たったボールはネットに吸い込まれました。 およそ1年ぶりのゴールは、チームを首位に押し上げる劇的な決勝ゴール。試合後、宮市選手は「ボールに魂が乗ってくれてゴールに入ってくれました。こういう景色を待っていた」と感極まった様子で喜びを口にしました。 一方の柏は、最近2試合で7点を奪うもいずれも敗戦し最下位に転落。リードを奪った後半、立田悠悟選手が退場。数的不利が結果に響いた形となりました。
◇C大阪2-1神戸(ヨドコウ桜スタジアム)
◆得点者 【C大阪】ジョルディ・クルークス、北野颯太【神戸】山口蛍 試合直前に機材トラブルが発生し、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が前半適用されなかった珍しい現象が起きた試合。 試合はVARの機材トラブルが解消された後半に試合が動きます。C大阪は舩木翔選手のクロスにジョルディ・クルークス選手が頭で合わせ先制。しかしその直後、神戸は武藤嘉紀選手の突破からのパスに山口蛍選手が反転してシュートで同点に追いつきます。 試合は後半アディショナルタイムに決着。ロングパスに飛び出した神戸GK前川黛也選手が胸トラップから痛恨の空振り。最後はC大阪の18歳北野颯太選手が無人のゴールにシュートを流し込み決勝点。神戸は痛い敗戦で首位陥落となりました。