来年4月に導入目指す「宿泊税」 道議会で条例案が可決 税額は宿泊料金により100円・200円・500円の3段階
HTB北海道ニュース
道が再来年4月に導入を目指す「宿泊税」の条例案が、道議会の賛成多数で可決されました。 議長) 「賛成の諸君の起立を求めます。賛成多数であります。 よって本件はそのように決定いたしました」。 道議会で可決された宿泊税条例案は1人1泊あたりの宿泊料金が2万円未満の場合100円、2万円以上5万円未満の場合200円、5万円以上の場合500円を徴収する「段階的定額制」で、税収は年間およそ45億円を見込んでいます。総務大臣の同意が得られれば再来年4月から導入されます。 一方、道とは異なる「定率制」の宿泊税を採用している倶知安町と対立していた問題。倶知安町を道宿泊税の課税範囲から除外し、道宿泊税分の相当額を倶知安町が道に支払う形で最終合意しました。 鈴木知事は先ほど会見を開き、道議会で連日指摘された他の市町村との公平性について、このように述べました。 鈴木直道知事) 「(道の宿泊税の)相当額、この部分をしっかり算定していくことが、税の公平性を担保する観点からも重要になりますので、倶知安町にもご協力をいただきながら、しっかり取り組みを進めていきたい」。 今回道の宿泊税が決まりましたが、すでに導入している倶知安町、ニセコ町に加え、きのう条例が可決した札幌市や旭川市、帯広市、占冠村などおよそ20市町村で導入に向けた調整が進んでいます。
HTB北海道ニュース