蓮舫氏「絶対許せない、の思いで挑戦」自民党裏金問題念頭に同僚議員に都知事選での支援呼びかけ
東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬を表明した立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が6日、国会内で開かれた同党の代議士会に出席し、知事選出馬を報告するとともに「いっしょに戦ってほしい」と支援を呼びかけた。 【写真】蓮舫氏「髪逆立ち」パンク風写真 蓮舫氏は知事選に合わせて近く同党を離党し無所属で出馬する構えで、立民を含めた幅広い支援を得たいとしている。 同党の衆院議員が集まった代議士会に現れた蓮舫氏は「衆院のみなさんにご報告が遅れたことは申し訳ありません。いろいろお騒がせしていますが、私は今回、自分の人生で最大の決断をした。ぜひみなさんといっしょに戦いたい。どうかよろしくお願いいたします」と、知事選での支援を呼びかけた。 これまで参院議員として20年、行政改革に力を入れてきたとした上で「政治とカネの問題は絶対に許してはいけないと思ってきた」と述べ、6日に政治資金規正法改正案の自民党再修正案が6日に衆院を通過することに触れた上で「衆院本会議では、『なんちゃって』にもならなかった(自民党提案の)法案が通る見通し。絶対許せない、と心から思います。この思いを持って、都政で挑戦をしていきたい」と述べ、名前こそ出さなかったが、3選出馬なら自民党が支援する見通しとされる小池百合子都知事(71)への敵対心をあらわにした。 「国と東京が一体となって戦うためにも、ぜひエールを送っていただきたいと、心から申し上げたい」と頭を下げると、同僚議員から「頑張れ」などの声や拍手が飛んだ。蓮舫氏が退席後には、かつてかかわった事業仕分けでの「2位じゃだめなんですか」発言を踏まえ「(都知事選で)1番にしなければだめです」の声も飛んだ。