【MLB】レッドソックスなど3球団が三塁手としてアダメスの獲得を検討か レ軍は「強い興味」と米記者報道
メジャー1年目に二塁手として10試合に出場したのを除くと、7年間のメジャー生活を純粋な遊撃手としてプレーしてきたウィリー・アダメス。しかし、今季は守備指標が大幅に悪化した。そんななか、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、アダメスは「適切なチームに適切な契約で移籍するのであれば」という条件付きで三塁転向を受け入れる姿勢を見せているという。レッドソックスなど3球団がアダメスを三塁手として獲得することに興味を持っているとみられる。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ その3球団とは、アストロズ、フィリーズ、レッドソックスという顔ぶれだ。モロシ記者によると、アストロズは三塁手としてアダメスを獲得することに興味を示しているが、もちろん獲得に動くのは不動の正三塁手であるアレックス・ブレグマンとの再契約に失敗した場合に限られる。 米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、フィリーズは正三塁手アレック・ボームを含んだパッケージでギャレット・クローシェ(ホワイトソックス)をトレードで獲得することを狙っており、後釜の三塁手としてアダメス獲得に興味を示しているようだ。ナイチンゲール記者はボームのトレードが成立した場合、フィリーズが「アダメスまたはブレグマンの獲得に全力を注ぐだろう」と報じている。 また、ナイチンゲール記者はレッドソックスがアダメス獲得に「強い興味」を示していることも伝えている。レッドソックスは三塁にラファエル・デバース、遊撃にトレバー・ストーリーがいるものの、主砲デバースの一塁コンバートを検討中。デバースが一塁に回れば、アダメスのポジション(三塁)が空くことになる。また、ストーリーはここ数年、故障でまともに稼働できていないため、ストーリー離脱に備えた「保険」の意味でもアダメスはレッドソックスにフィットする存在と言える。 もちろん遊撃手としてアダメス獲得を狙っている球団もあり、アダメスの三塁コンバートは確定したわけではない。来季アダメスはどのポジションを守ることになるのか、今後の動向に注目が集まりそうだ。