胆沢城前後の変遷紹介 出土品やパネル展示 奥州・埋文センター
奥州市水沢佐倉河の市埋蔵文化財調査センター(佐藤良和所長)で、企画展「変化したエミシのムラ―胆沢城の在地経営」(市文化振興財団主催、岩手日日新聞社など後援)が開かれている。胆沢城の造営に伴って社会や生活の質が変わり、律令社会へ組み込まれていく過程のさまざまな変化にスポットを当て、市内の関連遺跡を出土品やパネルなどを展示して分かりやすく解説している。12月1日まで。 展示では▽胆沢城造営前後の集落の様子▽新しい産業▽新しい建築技術▽役人の住まい▽仏教の展開―などのテーマ別に出土品や解説パネルなどを並べた。産業については須恵器を焼成する登り窯、鉄製品を修理する鍛冶工房などに関連した市内の遺跡を取り上げている。 入館料は一般300円(高校生以下無料)。開館時間は午前9時から午後4時30分(最終入場は4時)まで。火曜日休館。