米ツアーから参戦する歴代覇者の西村優菜(Getty Images)

JLPGAツアーの2024シーズン第10戦で国内メジャー初戦の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」が2日、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部の東コース（6665yards/パー72）で開幕する。賞金総額1億2000万円、優勝賞金2400万円。 悪天候やハードセッティングなど難条件の前年大会を通算1オーバーで制したのは吉田優利。大会の予選通過最多スコアを1打更新する通算9オーバーがカットラインとなったガマン比べを制した。今季から米ツアーで戦う吉田は、主戦場の出場優先順を争っており今大会を欠場する。 米ツアー組からの帰国参戦は3人。パリ五輪代表争いを繰り広げる古江彩佳、前回東コースで開催された21年大会を制した西村優菜、黄金世代の勝みなみだ。古江は前週の米ツアー「JMイーグルLA選手権」からの帰国後すぐに出場と過密日程でスケジュールを組んだ。西村は古江と同じく今季初の国内ツアー出場となり、国内ツアー今季3度目の出場となる勝は米ツアーで直近2試合続けてトップ10に入るなど好調をキープしている。 国内組では年間女王の山下美夢有が21位となった海外メジャー「シェブロン選手権」以来の国内復帰戦となる。世界ランキングは畑岡奈紗（18位）、古江（23位）、笹生優花（25位）の米ツアー組に続く28位。”日の丸”の座を直接争う古江と4月に国内初優勝を挙げると2週連続優勝を遂げた竹田麗央と予選2日間同組になった。 西村は岩井千怜、昨季韓国ツアーで3勝をマークし賞金女王に輝いたイイェウォン（韓国）とのペアリング、勝は同学年で親交の深い小祝さくら、昨季4勝をマークした櫻井心那と36ホールをプレーする。 前週に初優勝を挙げた天本ハルカは、天本と同じく今季全試合で予選を通過する神谷そら、さらに野澤真央とともにまずは予選通過を目指す。