横浜FM戦で3-1の逆転勝利

セットプレーからゴールを決めたDF昌子源【写真：Getty Images】

　J1首位のFC町田ゼルビアは6月15日、J1リーグ第18節・横浜F・マリノス戦で3-1の逆転勝利を収めた。12日の天皇杯・筑波大（茨城県代表）戦で怪我人を複数出し敗戦するも、“連敗”を防いだ町田には海外メディアも反応している。 【動画】町田MFのチャージをきっかけに両軍が入り乱れて乱闘寸前シーン 　筑波大との一戦は延長戦でも決着が着かず、PK戦で1-1（PKスコア2-4）で町田がジャイアントキリングに屈した。このゲームでは4選手が負傷。後日チャン・ミンギュ、安井拓也、ナ・サンホ、ミッチェル・デュークの怪我の状況も明かされると、ファンも大きな悲しみを露わにしている。 　MF安井拓也は右脛骨骨幹部骨折の診断。また、DFチャン・ミンギュは左鎖骨骨折となった。途中出場したFWナ・サンホは左足関節靭帯損傷、前距腓靭帯損傷、三角靭帯損傷の複数個所の負傷が判明し、延長戦で負傷したオーストラリア代表FWミッチェル・デュークは左大腿二頭筋肉離れと診断されている。 　こうしたなか、町田は15日に横浜FMとアウェーで対戦。前半14分に先制点を許す展開となったが、同43分に得意のセットプレーからDF昌子源が押し込み同点で折り返す。後半12分にFW藤尾翔太、同16分にMF下田北斗が得点を奪い、3-1の逆転勝利を収めた。 　韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「ナ・サンホとチャン・ミンギュは結局欠場…町田、横浜に3-1の逆転勝利でJ1首位キープ」と同国の選手が所属する町田の試合を報じる。「町田は致命的なタックルの犠牲になった」と、ナ・サンホらが欠場に至った経緯についても振り返った。 　左足関節靭帯損傷、前距腓靭帯損傷、三角靭帯損傷の複数負傷を負ったナ・サンホ、左鎖骨骨折のチャン・ミンギュの欠場の嘆きを伝えつつ、町田の勝利について「町田の3人の韓国人選手、ナ・サンホ、チャン・ミンギュ、オ・セフンは並んで欠場したが、逆転勝利を収めた」と怪我人も含めた不在の中で収めた勝利を評価している。 　横浜FM戦で欠場したオ・セフンは、現在J1リーグ戦6ゴールとチーム内の得点数で2番目。ナ・サンホ、チャン・ミンギュらはしばらく不在の状況が見込まれるなか、町田はここが踏ん張りどころかもしれない。