パリ五輪金メダル 出口クリスタ選手が長野県塩尻市に凱旋 パレードで市民らが祝福
長野県塩尻市出身でカナダ代表としてパリ五輪に出場し、柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した出口クリスタ選手(28)=日本生命、松商学園高―山梨学院大出=と、同52キロ級に出場した妹の出口ケリー選手(25)=同=が14日、生まれ育った塩尻市に凱旋した。JR広丘駅周辺でパレードに参加し、歓迎する市民に笑顔で応じた。市役所の百瀬敬市長らを表敬訪問し、記者会見も開いた。 凱旋パレードは恒例の広丘夏祭りに合わせ、出口姉妹を応援する実行委員会が企画。2人が乗った白いオープンカーは午後4時40分に県道原洗馬停車場線(郷原街道)沿いの就労施設・春の小川前を出発し、原新田交差点までの約800メートルを15分かけ南下した。出口姉妹の出身校・広丘小学校前も通り、詰めかけた沿道の地域住民らに手を振った。 広丘駅前通りは歩いて歓声に応えた。スティックバルーンや手製のプラカードを持つ人もいて、夏季五輪の個人種目で県勢初の金メダリストの勇姿に熱狂していた。家族ら6人で来た松本市の波田小学校6年生は「金メダルがキラキラしていた。オーラがある」と話した。 出口姉妹は夏祭りのセレモニーに参加し、特設ステージ上で五輪の結果報告もした。
市民タイムス