西武20歳左腕、羽田慎之介、ほろ苦プロ初先発 3回5四死球「まだまだスキルが足りない」
◆ソフトバンク―西武(2日、東京ドーム) 3年目でプロ初の先発マウンドを踏んだ西武の羽田慎之介投手(20)が3回で打者14人に3安打、5四死球の乱調で2失点して降板した。 ■「いい子なんですけど…」巨人時代同僚・炭谷が明かす松原の〝取り説〟【動画】 1回は周東佑京、栗原陵矢に安打されたものの、周東の盗塁死や最速154キロの速球を武器に後続を断ってゼロに抑えた。2回は2四球を与えた1死一、二塁で廣瀨隆太を二ゴロ併殺打に打ち取ってピンチを切り抜けた。 しかし、3回は我慢でできなかった。一番打たれたくない打者に挙げていた甲斐拓也に四球を与え、周東には速球の手元が狂い、背中に当てる死球。犠打で1死二、三塁から暴投で先制点を許し、直後に栗原に右翼線へ適時二塁打を浴びた。 登板前日に「今もっている球を全力で投げ込むだけ」と話していたが、大荒れの投球で走者を許して自身を苦しめてしまった。 羽田は「回を追うごとに制球が悪くなり、ボールをしっかりとコントロールすることができなかった。1軍で活躍するには、まだまだスキルが足りないと感じました」とコメントした。
西日本新聞社