ボランティア・アワード全国賞に輝く 福島県只見中の角田さん 「只見線を世界一応援される鉄道に」
地域や社会のためにボランティア活動に取り組む中高生をたたえる賞「ボランティア・スピリット・アワード」の全国表彰式が15日、東京都の新宿住友ホールで行われた。JR只見線の利活用促進に向けた活動を続ける福島県只見町の角田杏(あん)さん(13)=福島県・只見中2年=が最高賞(文部科学大臣賞)に次ぐ全国賞を受けた。昨年の最高賞に続き2年連続の受賞。 角田さんは県内外の子どもが只見線の利活用に向けてアイデアを出し合う「只見線こども会議」を企画し、昨年9月に初の開催を実現させた。会議で出たアイデアの具現化を目指し、署名活動を展開した。応急手当普及事業の実施やオリジナル観光列車の導入検討など昨年よりも活動の幅を広げたことが評価された。 角田さんはステージで表彰状とトロフィーを受けた。「活動の目標は世界一応援される鉄道・只見線にすること。これからも只見線の魅力を広く知ってもらえるよう地に足をつけた活動を続けたい」と語った。
プルデンシャル生命保険などの主催。全国表彰式では全国七つのブロックでブロック賞に選ばれた30個人・団体の中から最高賞に中学生部門と高校生部門で各1組、全国賞に8組を選んだ。