自民党、非公認候補者の政党支部にも2000万円を支給 2区の反応は

非公認の候補を巡った新たな報道が波紋を呼んでいます。 自民党が、今回の衆議院選挙で裏金問題により非公認とした候補者の政党支部に活動費2000万円を支給していたなどと、10月23日に共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が報じました。 石破総裁は「候補者への支給ではなく、選挙に使うことはない」としています。 自民党は政治資金収支報告書に不記載があった候補者10人を今回の衆院選で非公認としています。 自民党 非公認候補者の政党支部にも2000万円を支給 2区の反応は【新潟】スーパーJにいがた10月24日OA 「しんぶん赤旗」の報道を受けて石破総裁は24日街頭で次のように述べました。 ■自民党 石破総裁 「公認していない候補者に金はらってんじゃないの、そのようなことはございません、私たちは候補者にお金をだしておりません。」 非公認となり新潟2区に無所属で立候補した前職の細田健一さんが23日取材に応じ、党から2000万円の振り込みがあったと認めたうえで「選挙費用として使っていない」と説明しました。 ■細田健一 候補 「選挙には使わないようにと、一般の党勢拡大のために使うという話が(党本部から)ありましたのでいただいた2000万円については選挙が終了するまで、一円も一銭たりとも手を付けないということだと考えている。」 一方、野党は批判を強めています。 新潟2区に立候補している立憲民主党の前職菊田真紀子さんは… ■菊田真紀子 候補 「もうあまりに非常識で呆れるというよりもちょっと怒りが頂点に達している結局非公認になったのに裏ではまた裏金で2000万円も自民党本部が丸かかえで選挙しているということですから有権者をあざむく本当にひどい行為だと思う。」 同じく新潟2区に立候補している日本維新の会の新人・井上基之さんは… ■井上基之 候補 「率直に申し上げてガバナンスとして意味不明だという風に感じた。だったらなぜ非公認にしたのかわからない。選挙対策の資金だと言われてもしょうがないと思う。」 石破総裁は2000万円について「政党支部に出していて非公認の候補に出しているのではない」と強調しました。