河井元法相から30万円 “被買収”広島市議の控訴棄却 広島高裁
河井夫妻による大規模買収事件で被買収の罪に問われている広島市議の控訴審で広島高裁は市議側の控訴を棄却しました。 広島市議の木山徳和被告(72)は5年前の参議院選挙で、河井克行元法務大臣から妻・案里元議員を当選させるための報酬として現金30万円を受け取った罪に問われています。 一審では罰金30万円などの有罪判決が言い渡されていました。 広島高裁は「渡された現金が陣中見舞いというのは表向きの名目にすぎず、現金は買収の趣旨を込めたものと推認する」などとして一審の判決を支持し控訴を棄却しました。 木山被告は上告について「今後弁護士と協議しながら考えていく」としています。