【バレー】東レがフルセットの激闘を制して昨年覇者のWD名古屋に勝利。JT広島も接戦の末、日鉄堺BZを破り、セミファイナルへ V1男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1男子は23日、クォーターファイナルの2試合を行った。 第1試合は昨年覇者のウルフドッグス名古屋が東レアローズと対戦。第2セットがデュースにもつれ込むなど、どのセットも僅差の大接戦となり、試合はフルセットへ。最終セットは富田将馬が硬軟織り交ぜた攻撃などで活躍。一方のWD名古屋は主砲のクレク・バルトシュ主将を故障で欠き、引退を発表している椿山竜介らが奮闘するも、最後は東レのパダル・クリスティアンが決めて大激闘を制し、セミファイナル進出を果たした。 第2試合はJTサンダーズ広島と日本製鉄堺ブレイザーズが対戦。この試合も接戦となった。第1セットはラッセル・アーロンのサービスエースで25点目を取ったJT広島が先取する。第2セットは日鉄堺BZの髙野直哉がサーブやブロックなどで活躍。デュースにもつれ込むが、バーノンエバンズ・シャロンの攻撃や迫田郭志のサービスエースで日鉄堺BZが28-26でこのセットを奪取した。第3・第4セットも髙野、山口頌平がサーブで攻めて日鉄堺BZがリードするが、対するJT広島は新井雄大のサーブ、三輪大将のブロックなどが冴え、ラッセルの連続得点などで逆転する展開となり、2セットを連取してセットカウント3-1で勝利。セミファイナル進出を果たした。ラッセルは「非常に難しい試合を勝ち切れてよかった。相手も素晴らしいパフォーマンスだった」と試合を振り返った。 この2試合の結果、24日に行われるセミファイナルの組み合わせは、第1試合がサントリー対東レ、第2試合はパナソニック対JT広島に決定した。
【23日 クォーターファイナルの結果】 ■第1試合 WD名古屋 2(22-25、26-24、23-25、25-23、12-15)3 東レ ■第2試合 JT広島 3(25-21、26-28、25-21、25-23)1 日鉄堺BZ 【24日 セミファイナルの組み合わせ】 ■第1試合 サントリーサンバーズ ✕ 東レアローズ ■第2試合 パナソニックパンサーズ ✕ JTサンダーズ広島