西山朋佳女流三冠、史上初“女性の棋士”誕生へ望みつなげるか!?試験官・宮嶋健太四段との注目の第4局始まる/将棋・棋士編入試験
将棋の西山朋佳女流三冠(白玲、女王、女流王将、29)が挑む棋士編入試験第4局は12月17日、大阪府高槻市の関西将棋会館で午前10時から宮嶋健太四段(25)との対局を開始した。試験は若手棋士5人と対戦する五番勝負で、3勝を挙げれば合格となり、史上初の“女性の棋士”が誕生することになる。西山女流三冠のこれまでの試験成績は、1勝2敗と黒星が先行。合格に望みをつなぐことができるか。本局の先手は西山女流三冠。 【映像】試験第3局では西山女流三冠が上野四段に敗戦 西山女流三冠は、2010年に奨励会入会。2015年に福間香奈女流五冠に続き、女性として2人目となる三段に昇段した。第66回(2019年度後期)三段リーグでは14勝4敗の成績で次点を得たものの、2021年に奨励会退会を決断し女流棋士へ転向。これまでの女流タイトル獲得数は18期を数える。今年7月4日に公式戦で13勝7敗と規定の成績に達し、同受験資格を得た。力強い攻めが持ち味で「剛腕」とも称されている。 本局で試験官を務める宮嶋四段は、大野八一雄七段門下で2023年10月に四段昇段。竜王戦6組、順位戦はC級2組に所属している。得意戦法は相掛かりで、今年度の成績は14勝10敗、勝率は.5833。現在公式戦5連勝中だ。 両者は公式戦での対戦経験はないものの、奨励会三段リーグでは2度の対戦でいずれも西山女流三冠が白星を飾っていた。約4年半ぶりの対戦では、試験官と受験者の立場に。西山女流三冠はこの大勝負で勝利を飾ることができるか。持ち時間は各3時間、本局の先手は西山女流三冠。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部