「夫が生理的に受け入れられない……でも離婚は回避したい」【40代の恋愛悩みQ&A】
A子:言葉で一生懸命伝えたら伝わるものですかね? これまで結構伝えたつもりなので、正直これで解決するのかって……。 荒野:なるほど、長年の夫婦の問題ってなかなか手ごわいですもんね。もし、相手に不信感があるようだったら「小粒プレゼント」を渡す作戦もアリですよ。誕生日や記念日にドーンと渡すのではなくて、なんでもない日にさりげなく、そして気づいた時にこまめに手渡すとかね。きちんと気遣っていることが伝わりますからね。 A子:え~、こまめにプレゼントってなんだかめんどくさい~! 荒野:わかりますよ……めんどくさいですよね~。でも、そこは頼みます! そこだけはなんとか頑張りましょう! 大したものでなくてもいいんですよ。彼が好きな料理を作ってあげるとか、疲れていそうなら栄養ドリンクでもいい。プチサプライズは、モテ術のひとつです。男女問わず、意外とそういうさりげないほうがウケがいいいんです。例えば、僕なら仕事で疲れてそうな女子にアンパンマンチョコをあげる。これだけですぐに女子は落ちます。男子が子ども用のチョコを、っていうのがポイント。「なんでアンパンマンなの~♪」って、笑顔のコミュニケーションが生まれます。 A子:あざと男子! でも、確かに意外性もあって効果がありそう。 荒野:仕事をしている女性なら、残業中の男子に何げなくハイってビールを渡すのも手です。「私が飲みたいだけなんだけど、よかったら」って。これ、知り合いのシゴデキ女子の話ですけど、なんの狙いもなくナチュラルにやってるからある意味コワイ(笑)。こういう人はモテますよね。 家庭でもこういう小技を取り入れていけばいい。意外性に囚われなくても、そのマメさが「自分を気遣ってくれている」とわかって誠意を伝えられるポイントになります。 A子:納得です。関係を拒否するのは自分都合ですものね、確かにこのままでいたいなら、それぐらいは配慮しないといい関係は続けられないかも。 荒野:そう。今はお相手も自分の欲求不満でガンガン迫ってきても、そうやって気遣いを見せていくうちに「そういう時期もあるよね」って本当の意味であなたを大切にしようと考えてくれるはず。当たり前のことなんですけど、関係を続けたいなら相手への思いやりを持つこと。そうすれば、思いやりで返ってきますから。
イラストレーション/いいあい 取材/佐倉 光