【阪神】今季ワースト3連敗&借金3・・・大竹耕太郎“魔の6回”に散る 6試合連続2得点以下で総失点はリーグワースト45
◆JERA セ・リーグ 中日5―2阪神(13日・バンテリンドーム) 目を覆いたくなるような光景が敵地に広がった。2点ビハインドの8回2死二塁。昨オフに阪神が戦力外通告した山本に、この日3安打目となる右前適時打を献上した。逆転負けを喫し、前夜12日の引き分けを挟んで今季ワーストの3連敗&借金3となった。 2点リードの6回に暗転した。無失点に抑えていた大竹が先頭・田中に四球を与え、その後に「普通に打たれました」と、3連打を浴びてノックアウト。2番手の岡留も流れを止められず、一挙4失点で試合をひっくり返された。大竹は3月30日の巨人戦(東京D)でも0―0の6回に先頭・梶谷を四球で歩かせ、岡本和と坂本に連弾を食らっていた。 昨季も“魔の6回”がイニング別最多の9失点。平田ヘッドコーチは「3回り目だよね。トップバッターのフォアボールもだけど。そのへんだな」と、厳しい表情を浮かべた。攻撃陣も、直近6試合連続2得点以下で平均1・3点と超低空飛行を続ける。チームの総失点はリーグワーストの45。球団史上初のリーグ連覇を狙う2024年は開幕から波に乗れず、苦悩の日々が続く。(中野 雄太)
報知新聞社