富士山を眺めながらの贅沢ライド! 河口湖サイクリングで楽しむ コーヒーブレイクと山梨の手仕事
幅広い知見を生かしてアウトドアカルチャーを提案するレーベル「焚火遊道」の猪野正哉さん、田中行太さんが、自然もグルメも街歩きも楽しめるウェルネスな日帰りトリップをコーディネート。 【画像】雲のなかから富士山が! 河口湖サイクリングの醍醐味のひとつだ。 第四弾は、連載で初となる一泊二日の旅を敢行! 一日目にトレッキングや街グルメを堪能した映画監督の金子由梨奈さんと俳優の石川古都さん。二日目の朝は、風光明媚な河口湖を周遊するサイクリングツアーで河口湖をぐるりと満喫しちゃいます。
河口湖サイクリングは約60分で初心者でも気軽にまわれる
河口湖の外周は約17キロメートル。自転車だと約60分でまわることができ、アップダウンも激しくないので、初心者でも気軽にサイクリングを楽しむことができます。 この日は朝から出発。風は穏やかで、深呼吸すると澄んだ空気が体のなかを浄化してくれます。はじめこそ雲が多く、富士山の姿を見ることはできませんでしたが、それはそれで幻想的で、靄がかかった湖を眺めながら走るのも気持ちいいものです。 しばらくすると次第に雲の切れ間が生じてきて、辺りが少しずつ明るくなってきました。振り返ってみると雲のすき間から富士山の頭がのぞいています。速すぎず、遅すぎず。自転車ならではのスピード感だからこそ、天気の移ろいも景色の一つとして楽しめます。
河口湖の周りにある公園や美術館にも立ち寄ってみよう
河口湖の周りには、たくさんの公園やカフェ、河口湖美術館やフルーツ狩りを体験できる河口湖自然生活館などがあります。車とは違って気軽に、そして直感的に降りて辺りを散策できるのもサイクリングの魅力。気になるポイントや店を見つけたら、ぜひ寄り道してまわろう。
富士山を眺めながら駆け抜ける贅沢ライド
ふたたび走り出すと、さっきまで雲がかかっていたのが嘘みたいに晴れ渡り、富士山の裾野までくっきりと見えるように。初夏ならではの豊かな新緑も、絶景に彩を与えてくれます。 石川さんは「こんなに絶景のなかを自転車で走ったのは初めてで、富士山の存在感に圧倒されました。本当に贅沢すぎる体験です」と高まる高揚感を抑えきれない様子。 「富士山はもちろん、こんもり生い茂る里山の連なりも綺麗です。私たちが登った三ツ峠山が見えるのも何だか嬉しい」(金子さん) サイクリングによる適度な運動と、自然が生み出すグリーンのアートが日々のストレスや緊張を解き放ち、最高のリフレッシュをもたらしてくれます。