人呼んで“踊る研修医” 二刀流「バレエダンサー」×「医師」 2つの顔を持つ24歳の夢とは?
鳥取市立病院 教育研修センター長 懸樋英一 医師 「僕たちの経験では珍しいタイプのドクターかなと思っています。アスリートの気持ち、舞台で演出する方々の気持ちも分かるドクターになってもらえたらありがたいと思います」 ちなみに、河本さん、病院でバレエの動きが出てしまうことがあるようで… 鳥取市立病院 教育研修センター長 懸樋英一 医師 「膝を上げずに小走りしているようなイメージを受けちゃったけど、違うかな?(笑)」 Q.歩き方にちょっとバレエ入ってるぞみたいな? 「そうですね、そうかもしれないなと思います」 そして、ダンサー河本龍磨としても、この秋、新たな挑戦をします。 それが、10月に初演を迎える新作バレエ「赤毛のアン」です。 プロのダンサーたちと、オーディションで選ばれた地元出演者83人で作るこの舞台。 演出・振付は、イギリスのバーミンガム・ロイヤル・バレエで活躍した山本康介さん。 そして、主役のアンはK‐BALLET TOKYOの小林美奈さんが務めます。 プロとの共演、そして、いちから作る創作バレエ。 河本さん、自分の演技の幅を広げるチャンスと捉えています。 河本龍磨さん 「間違いなくプラスになると思います。特に自分は表現力という点でいったら、すごいまだまだだと思うので、大きな成長の機会にできたらと思います」 ちなみに、今回の出演のきっかけをくれたのは、河本さんの身近な人物でした。 河本さんの兄・綜一朗さん 「最初、自分が出ようかなと思ってて、弟に声をかけたら自分もってことだったので」 兄の綜一朗さんです。 今回、地元出演者の中で男性ダンサーは2人だけ。 それが綜一朗さんと龍磨さんです。 2人の役はアンの同級生。 兄弟ならではの息の合った演技が見られるかもしれません。 河本龍磨さん 「僕らずっと長い間バレエをやってるのに、2人で同じ舞台で絡みのある踊りを一度もしたことがないので、2人で楽しんでいきたいと思います」 踊る研修医・河本龍磨。 時にダンサーを支える医療人、時に観客を笑顔にする表現者に、それぞれ高みを目指し挑戦の日々が続きます。
河本龍磨さん 「やっぱり一番の目的は見る人を楽しませることなのかなと思っているので、自分がこの先どんな舞台に立ったとしても、見てる人が楽しかったなと思ってもらえるような舞台が作れるダンサーになれたらいいなと思います」
山陰放送