スプレー缶の処理、携行缶の扱い…火気の使用に注意 火事につながるおそれ
熊本朝日放送
熊本市東区の県営江津湖団地で、15日午前7時半前、スプレー缶が爆発しました。消防によりますと、団地の一室で床などが焼損。この部屋に住む70代の女性が顔やのどにやけどを負い、病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。 当時、女性は台所のガスコンロで調理中で、使い終わった消臭スプレーに穴を開けた際に爆発したということです。 消防は「スプレー缶は屋外など火の気のない場所で処理するように」と注意を呼びかけています。 13日には熊本市南区富合町のガソリンスタンドで火事。警察などによりますと、午前10時前宇土市の30代の男性が給油しようと軽トラックの荷台に積んでいた携行缶の蓋を開けたところ、荷台の幌とガソリンスタンドの一部が燃えました。 火は、従業員によってすぐに消し止められ、けがをした人はいませんでした。 警察の調べでは、幌で密封された荷台でカセットガス式の冷蔵庫で飲み物を冷やしていて、そこに携行缶の中に残っていたガソリンが気化して引火したということです。 熊本県消防保安課によると今年1月から先月末まで、県内では566件の火事が起きていて「12月に入って寒くなり火気を使う機会が増えているため、火災が増加する恐れがある」と注意を呼びかけています