イタリア、フランス、パラオ、米国“海外に住んでいる日本人”に聞いてみた「世界のリアルな住み心地」
自然豊かなパワースポット「セドナ」
ワイリック・ミホさんは、米国大陸ドライブの旅について書いています。記事で紹介しているのは、セドナです。 「セドナは、パワースポットして注目されている観光地。大地のエネルギーがとくに感じられる場所を『ボルテックス』と呼ぶそう。今回は、セドナ4大ボルテックスの1つ『エアポートメサ』へ行ってきました。小山を登ると、360度見渡す限りの絶景! そして、ディズニーランドの人気アトラクション『ビッグサンダー・マウンテン』のモデルとなった『サンダー・マウンテン』を見ることができたのは感動です」 また、ワイリックさんによれば、セドナには80軒以上ものアートギャラリーがあるのだとか。アウトドア派、インドア派ともに楽しむことができそうです。
南チロルに根付く、自然の恵みを大切にする心
イタリア・オーラ在住の美波ラーナさんは、南チロルの人たちがよく作る「保存食」を紹介しています。 山岳地帯である南チロルは、昔は人と交流することすら難しかった場所。さらに、雪深い冬の時期は作物もほとんどできない。そんな生活環境から生まれたのが「夏の食べ物が豊かな時期に保存食を作って、寒い時期に備える知恵」だといいます。 「村で友人と話していると、こんなことを言われる。『私の持っているアプリコットの木の収穫に週末行かなければいけないの。ものすごい量が一度にできるでしょ? 家族総出で実を採るのよ。それから生で食べるのも限界があるから保存食にしたりしてね……。今週末はアプリコットのための時間なの』。 側から聞いていると、旬の美味しい果物が食べられるなんて羨ましいのだが、当人からするとなかなか手間のかかる大変な作業のようだ」 果物だとマーマレードやジャム、そしてシロップに、野菜だと酢漬けやオリーブオイル漬けにされるのだとか。旬の時期に収穫して作られたものなので、とても美味しく、ちょっとしたお礼としてプレゼントされることもよくあるそうです。 「いつもいただく瓶詰めがどんなものでも絶品なのは、この偉大なドロミテの自然から生まれた作物の持つ力と、その一つひとつを大切にするここ南チロル人の心だと思う」 「EXPAT by COURRiER Japon 海外で暮らしてみたら」では、世界中から執筆者を募集しています。ぜひ、こちらからご応募ください。
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