夫の母から「息子が心配」と言われたことも…47歳で12歳の「年の差婚」をした宇津木妙子監督の家族の形
宇津木さん:麗華が私に助言を求めたときは、「麗華が考えた方法でやればいい」と伝えていました。私が「こうすべき」と指示を出してしまうと、「自分で判断して決める」ことができなくなってしまうと考えたからです。本人が決めたことであれば、たとえ結果がよくなくても、納得して次に繋げることができるはず。リーダーとはそうあるべきだと考えています。 ── 現在、麗華さんとはどのようなご関係ですか? 宇津木さん:麗華と私は10歳しか年が違いませんが、時には親子であり、時には姉妹の関係でもあります。何かあれば互いに支え合える、大切な身内です。
PROFILE 宇津木妙子さん うつぎ・たえこ。1953年、埼玉県で生まれる。1972年に日本リーグ1部のユニチカ垂井に入団後、日本代表選手として世界選手権に出場。1985年に現役を引退。ジュニア日本代表コーチを経て、実業団チーム・日立高崎の監督に就任し、1部リーグ優勝チームへと育てる。その後、日本代表監督に抜擢され、2000年のシドニー五輪では銀メダル、2004年アテネ五輪で銅メダルを獲得。2004年には、日本人では初めて国際ソフトボール連盟に指導者として殿堂入りを果たす。現在もソフトボール界の普及活動に尽力している。 取材・文/佐藤有香 写真提供/宇津木妙子
佐藤有香