75歳を境にブレーキ、アクセル踏み間違いが8.3倍増加… 高齢者を対象とした交通安全イベントが石川県で開かれる
2024年、石川県内で交通事故で亡くなった人は4日現在24人で、このうち65歳以上の高齢者が半数以上の16人です。高齢者が関わる交通事故が相次ぐ中、対策は待ったなしです。 【写真を見る】75歳を境にブレーキ、アクセル踏み間違いが8.3倍増加… 高齢者を対象とした交通安全イベントが石川県で開かれる 県が年間を通じて各警察署の管内ごとに積極的に開いている高齢者を対象とした交通安全イベント。能美市に住む65歳以上のおよそ50人が参加しました。 この中で気になる調査結果が。高齢運転者の事故原因として75歳を境にハンドルの操作ミスが2.6倍、ブレーキとアクセルの踏み間違いが8.3倍に増加するというのです。 ■こういう車があるということは運転者には最高です 会場では、自動ブレーキなどの安全装置が備わった安全運転サポート車、通称「サポカー」の試乗会も行われました。 サポカー体験者「こういう車があるということは運転者には最高です」「こういう時代は我々高齢者にとって非常にありがたいですね」 また、法律上は歩行者扱いとなる電動シニアカーの体験コーナーも設けられ、免許を返納した後の生活の足として参加者の関心を集めていました。 石川県生活環境部生活安全課・山下謙太郎 課参事「普段から自分自身が交通事故を起こすかもしれないと考えて、そのためにはどうすればいいのかなと考えながらやっていただければ交通事故は減少するのかなと思う」 ■高齢者が関係する事故は全体の7割~8割に 県警によりますと、年々、交通事故の発生件数は減少する一方で高齢者が関係する事故は全体の7割から8割と高い状態が続いています。
北陸放送