【UFC】日系戦士ダン・イゲが練習仲間のフィリを初回KO「“友達”としてここに立つことは難しい。試合で起きることは別物」
2024年2月10日(日本時間11日)米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて、『UFC Fight Night: Hermansson vs. Pyfer』が開催され、フェザー級13位のダン・イゲ(米国)が、欠場選手の代役で緊急参戦した練習仲間でもあるフィリを初回KO。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 【写真】前戦で初回TKO勝ちしているフィリが、今回緊急参戦だった ▼フェザー級 5分3R 〇ダン・イゲ(米国)18勝7敗(UFC10勝6敗) [1R 2分43秒 KO] ※右ストレート ×アンドレ・フィリ(米国)23勝11敗(UFC11勝10敗) イゲは、沖縄出身の祖父を持つ日系人ファイター。2023年9月の前戦ではブライス・ミッチェルに判定負け。当初はUFC5勝0敗1分けのリローン・マーフィーと対戦予定だったが、負傷欠場によりフィリと対戦する。フィリは12月の前戦ではルーカス・アウメイダに1R TKO勝ち。2カ月間隔での参戦となる。 1R、オーソからサウスポー構えにスイッチするフィリ。イゲの飛び込みにオーソに戻して左前手をかぶせに行く。オーソのままガード固めて詰めるイゲ。その入りに右の蹴りのフィリは空振り。 左ジャブを伸ばしたフィリに、イゲは一瞬頭を下げたフェイントから右ストレート! 打ち抜かれたフィリがヒザから崩れ、そこにイゲは仁王立ちから右を1発中腰でパウンドでKO勝ち。 試合後、ダニエル・コーミエーからインタビューされたイゲは、「“友達”としてここに立つことは難しいし、でもトレーニングを一緒にして切磋琢磨できることと、試合で起きることは別物で、全然違うことだから」と語った。圧巻の右クロスでKO勝利したイゲは、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。