Ｇ大阪―名古屋　後半、ＣＫから同点ゴールを決め喜ぶ名古屋・吉田（中央）ら

◇２３日　Ｊ１第３５節　Ｇ大阪３―２名古屋（パナソニックスタジアム吹田） 　名古屋グランパスは１―２で迎えた後半、途中出場のＭＦ吉田温紀のＪ１初ゴールで同点に追いついた。しかし、後半３３分に決勝点を奪われて２―３で破れた。これで名古屋はリーグ戦３連敗となり、勝ち点は４６のまま。 　名古屋は前半５分、ＭＦ菊地泰智が左足で上げた右ＣＫをＤＦ河昌来（ハ・チャンレ）が頭でたたき込んで先制。前節の札幌戦で警告２枚で退場し、出場停止のＤＦ三国ケネディエブスに代わってＣＢで先発した３０歳が、攻撃でいきなり結果を出した。 　しかし、前半２１分に左サイドを崩されると、ゴール前の混戦からＦＷ坂本一彩に決められて同点。同２５分に足を痛めたとみられるＭＦ野上結貴が交代すると、３分後にはＦＷ坂本一彩に２点目となるミドルシュートを決められて逆転を許した。 　１―２で前半を折り返すと、ＭＦ和泉竜司に代わって後半開始からＦＷ山岸祐也を投入。後半７分にはＦＷ永井謙佑のクロスにＦＷ山岸がどんぴしゃりのタイミングで頭で合わせたが、相手ＧＫの好セーブで得点ならず。それでも同１１分。ＤＦ徳元悠平の左ＣＫをゴール前のＦＷ永井が頭でそらしたボールをＭＦ吉田温紀が右足で流し込んで２―２。ＭＦ野上に代わって途中出場した２１歳が試合を振りだしに戻した。 　その後は互いに攻め合う展開になったが、後半３３分にＭＦ福田湧矢にゴールを割られて手痛い失点。ＦＷ山岸らが反撃のチャンスをうかがったが、得点には至らなかった。 　これでリーグ戦は３連敗となり、新潟と対戦する１１月２日のルヴァン杯決勝（東京・国立競技場）に向けて、不安を残した。