1日2往復、12月25日復活 能登―羽田便 午後便、ダイヤ早め再開
能登半島地震後、1日1往復の運航が続いている能登―羽田便が12月25日から地震前の2便体制に戻ることが20日分かった。現在の午前便に加え、午後便が再開する。被災地の支援者らが利用している能登の玄関口が通常体制となり、復旧復興のさらなる進展が期待される。 能登―羽田便は全日本空輸が運航。現在は午前8時55分羽田発、9時55分能登着で、折り返しが10時40分能登発、11時45分羽田着となっている。146人乗りの機材を利用している。 再開する午後便は羽田発が2時頃で、折り返しの能登発が3時40分頃になるとみられる。地震発生前のダイヤよりも1時間半程度、運航時間を早める。 能登空港は元日の地震で滑走路に亀裂が生じたため、羽田便は同日午後便から1月26日まで運休。同27日に週3日での運航となり、4月15日から毎日1往復の体制となっている。 能登便は現在、家屋の片付けに来る広域避難者のほか、被災地で復旧作業に取り組む支援者、災害ボランティアの乗客が多くなっている。帰省客の利用も見込み、年末年始までに従来の運航本数に戻すことを決めたとみられる。