東京都神津島、デジタルで「サステナブル観光モデル」構築へ、NTT東日本、ANA、テレビ朝日と連携で3つの取り組み
ANA未就航地でもデジタルソリューションで地域活性化
ANA NEOの「ANA GranWhale」では、神津島を知るキッカケ作りとして、神津島の秋・冬のベストスポット4カ所をバーチャル上に再現。航空機で神津島空港に降り立ち、天上山でのハイキング、名組湾で美しい夕陽を眺め、ありま展望台で星空を鑑賞するコースを自分のアバターで体験できる空間を作り出した。ANA NEO CEOの冨田光欧氏は「ANAグループあげて地方創生に取り組んでいるところ。ANA NEOもその一翼を担う」と話し、事業参画への意義を強調した。 また、移動でポイントが貯まる「ANA Pocket」では、神津島の観光情報などをまとめた「神津島観光アプリ」を提供。宿泊、島外・島内の交通情報を集約し、Digital MAPを用いて島内の観光スポットや飲食店などを可視化した。また、島内の観光スポットへのチェックイン機能やユーザーの移動に合わせた神津島観光アプリの認知施策を実施する。ANA X副社長の徳田智昭氏は「ANA未就航地でも地域活性化や観光振興で自治体やパートナー企業と一体で取り組んでいく」と話した。 テレビ朝日は、星空好き、星空関連企業、島民が参加する共創型コミュニティ「星空ツナガルコミュニティ」を構築していく。デジタル・コミュニティやリアルコミュニティイベントへの参加、企画者向けコミュニティイベントの開催などを仕掛けていく。今年5月~6月に第一弾として実証イベントを開催し、9月には「コミュニティweek」を神津島内などで実施。今夏のコミュニティサイト本格オープンに向けて、星空ファンや企画者の初期メンバー約100人を募集する。 テレビ朝日ビジネスソリューション本部インターネット・オブ・テレビジョン局長の大場洋士氏は「これまで培ってきた映像技術とWeb3.0を含めた新しい技術を使ったコミニューケーションを提案していく」と意欲を示した。
トラベルボイス編集部