【福岡ボート(サマータイム)一般】新開航 SGも一般戦も一緒
<28日・福岡ボート・4日目> 気持ちよく準優に乗り込んだ。4日目7R、新開航(28)=福岡=は不利枠で迎えた予選最終走で、6コースから巧みなハンドルワークを見せて2着を奪取。序盤はリズムに乗りきれずにいたが、連勝で流れを変えた3日目から尻上がりに調子を上げて第一関門を悠々と突破してみせた。 本体整備にペラ調整もやり尽くして、機力も上昇気流に乗せている。「二重丸が付くような部分はないです」と言うが、出足や行き足は明らかに上向いて序盤とは見違えるレベル。「直線で下がることはないし、準優でも何とか戦えるところまでは持ってこられています」。万全とまではいかなくとも、戦闘態勢は整っている。 昨年はプレミアムGⅠのヤングダービーを皮切りにGⅠ戦線で優出ラッシュ。とこなめのダイヤモンドカップではGⅠ初V、敗れたとはいえ蒲郡のSGダービーでは準優戦1号艇を獲得と着実にスターの階段を駆け上がりつつある。「目標はSGやGⅠに出続ける選手になるということ。まだまだだけど、その目標には近づきつつあるので、もっともっと努力していきたい」 目標はSGやGⅠのレギュラーだからこそ、大事なのは一般戦だとも感じている。「SGも一般戦も同じレース。SGはもちろん勝ちたいけど、SGだからより一層頑張るというのは違うと思う。一般戦でも懸ける思いは一緒です」。もちろん今回も同様。機力は劣勢でも、あふれる気力で目の前のレースに全力投球する。(森 大輔)