東大阪大敬愛の久保凛が16人抜きの快走「一人でも多く抜こうと」 全国高校駅伝
全国高校駅伝は22日、京都市のたけびしスタジアム京都発着で行われ、女子800メートルの日本記録を持つ東大阪大敬愛の久保凛が2区で区間賞の快走を披露した。21位でタスキを受け取ると3区に5位でつなぐ16人抜き。「前を追うだけ。一人でも多く抜こうと思っていた。粘りの走りができた」と笑顔だった。 【写真】久保凛、800メートルで19年ぶり日本記録更新 日本女子初の1分台に 上半身がぶれない安定したフォーム。「800メートルは一人で走るけど、駅伝はチームで協力して走る。楽しかった」。タイムは12分47秒。2019年にムッソーニ(世羅)がマークした12分15秒、06年に小林祐梨子(須磨学園)が出した日本人最速の12分35秒には及ばなかった。「区間新は狙っていたが、区間賞をとれたのでよかった」と話した。 昨年は大会前に虫垂炎になった影響で欠場したため、今回が初めての都大路。「沿道の応援が力になった。幸せでした」と振り返った。昨年の35位から6位入賞へランクアップ。「来年はもっといい順位を目指したい」と目標を掲げた。