【動画】通天閣のてっぺん「光の天気予報」一部未点灯 ── 原因は調査中
大阪市浪速区にある「通天閣」。毎夜ネオンが点灯すると観光客らが写真撮影をする光景が見られるが26日夜からいつもと違う光景が見られる。それは、てっぺんにある「光の天気予報」の一部が点灯していないからだ。27日も一部が点灯しておらず、通天閣では現在、原因を調査している。
晴れは「白」、曇りは「オレンジ」光で知らせる天気予報
この光の天気予報は、1979年からはじまり、日本気象協会関西支社(大阪市中央区)の職員が専用端末回線を使って操作し点灯する仕組みとなっている。 晴れは「白色」、曇りは「オレンジ色」、雨は「青色」雪は「ピンク色」に点灯し、晴れ時々曇りなどの場合は、上半分が白色、下半分がオレンジ色に点灯し予報を知らせる仕組みとなっている。 だが、26日夜からその一部が点灯しておらず、撮影する人たちからは「電池が切れたんやろか?」といった声が聞かれた。よく見ると上段は北側、下段は南側が点灯していない。
観光客「めったに見られない光景なら、それもラッキー?」
27日夜も、通天閣周辺にある新世界で串カツなどを堪能した観光客らが、携帯電話のカメラなどで記念撮影をする姿が多くみられた。東京都から家族で来たという男性は「そういえばついてませんね。あれが天気予報だなんて初めて知りました。めったに見られない光景なら、それもまたラッキーかな」などと話す。 また、その男性の妻は「光の天気ってすてきですね。大阪の人の役にたって、愛されてるんでしょうね。早く元に戻りますように」などと話しながら記念撮影を楽しんでいた。 通天閣は10月から耐震工事を行っているが、その部分の工事などは行われていないという。通天閣の高井隆光副社長によると「現在、未点灯の部分はヒューズがとんだようで、その原因は調査中です。今晩(27日夜)の様子をみて対応していきたい」と話している。