Asana、AIが社内ワークフローを効率化 タスク整理などを自動で
ワークマネジメントプラットフォームを提供するAsana(アサナ)はこのほど、コーディングなしでAIが社内のワークフローを効率化するサービス「Asana AI Studio(アサナ エーアイスタジオ)」を発表した。同プラットフォームを活用すると、AIが人間が行う仕事を整理して提示してくれたりする。あらゆるタスク管理の自動化が実現できるという。 アサナのAIは、社内のワークフローで発生する雑多な作業を受け付けることができる。プロジェクトのコーディネーションの受け入れから、計画・実行・報告に至るために必要な雑務のワークフローをまでを担うという。 例えば、「Asana AI Sutdio」の導入企業で、サービスのユーザーから「オンライン支払いがうまくいかない」といった問い合わせが寄せられたとする。 AIが、問い合わせ対応の優先度を決定し、担当者を割り当てる。専用システムの管理画面に、「優先度」と「担当者名」も表示する。 AIは、担当者に、オンライン支払いができない理由について、バグの種類や、バグの修正方法の参照元を提示する。 担当者がバグの修正を行い、ユーザーに連絡を行った後、AIは自動で、管理画面上に「解決済み」と表示する。 こうした、問題の解決に必要な社内のワークフローを、AIが自動で行うとしている。 「Asana AI Studio」は、判断の条件を自然言語で設定することができる。専門知識が必要となるコーディングを行う必要がないとしている。 Asanaはエンタープライズワークマネジメントフォームをグローバルで提供している。AmazonやAccenture、スズキをはじめとした15万社以上の顧客企業が採用しており、「社内の目標設定やその追跡」「キャパシティー計画」「製品のリリース」などの業務を、Asanaを使って管理・自動化しているという。
日本ネット経済新聞