台湾総統、太平洋3カ国訪問へ 米立ち寄り先の詳細は公表せず
Ben Blanchard Roger Tung [台北 22日 ロイター] - 台湾総統府は22日、頼清徳総統が今月末から外交関係のある太平洋の3カ国を訪問すると発表した。ただ、米国の立ち寄り先の詳細については明らかにしなかった。 台湾の総統は通常、外国訪問の際に米国に立ち寄り中国の反発を招いている。 過去2年間には、総統と副総統が米国に立ち寄った後、中国は台湾周辺で軍事演習を実施した。 立ち寄り先では政治家と会談したり講演を行うことが多い。ロイターは先週、頼氏がハワイあるいは米領グアムに立ち寄る予定と報じた。 外交部の田中光政務次長は記者会見で立ち寄りに関して確認を避け、「適切な時期に」公表すると述べるにとどめた。 現在台湾と正式な外交関係を維持しているのは12カ国。太平洋地域ではパラオ、マーシャル諸島、ツバルの3カ国で、頼氏は30日からこの3カ国を訪問する。