子どもがやる気をなくすNG声かけ「宿題やったの?」どう言い換えたらいい?
お子さんは学校から帰宅後、自分から進んで宿題をやりますか? 「帰ってきてからダラダラしてなかなか宿題にとりかからない」「机に座ったと思ったら漫画を読んでいて、いつまで経っても宿題が終わらない」「早く遊びたくて宿題を雑に終わらせているように感じる」と宿題にまつわる親子のイライラはどのご家庭でも経験あるのではないでしょうか。 偏差値40台から”塾なしで開成中学に合格した子”が教える「子どものやる気を引き出す教え方」 そういう時についつい言ってしまうNG声かけと、子どもをやる気にさせるOK声かけはこちら。 NG声かけ① 「宿題やったの?」 ↓ OK声かけ① 「今日の宿題は何?」 NG声かけ② 「早く宿題しなさい」 ↓ OK声かけ② 「どこでやろっか?」「何から始める?」「何時から始める?」 NG声かけ③ 「いつまで休憩してるの!」 ↓ OK声かけ③ 「タイマー鳴ったよ」「次なにする?」 NG声かけ④ 「丸つけするから出しておいて」 ↓ OK声かけ④ 「お、1問目正解!」 NG声かけ⑤ 「さっさと終わらせなさい!」 ↓ OK声かけ⑤ 「この動画で復習しよっか!」 具体的な関わり方を、親の適切なサポートが必要な低学年向けの方法と、自分でスケジュールを考えるようになる中学年以降向けの方法に分けて、解説いたします。
低学年は親のサポートで学習習慣をつける
■ステップ1:ランドセルから宿題を出し、目に入る場所に置く たったこれだけのことなのですが、後々効いてきます。 「今日の宿題何~?」「宿題ここに出してね、先にご飯(または、おやつ)食べちゃおっか」と声をかけます。 慣れない間はダイニングテーブルの近くなど、お子さんの目に入る場所に出して置くのがいいです。 このように前フリしておくと、子どもの頭の中に「今日の宿題」が浮かびます。夕飯やおやつを食べながら「今日は計算が多いから宿題きついんだよね~」や「漢字2つだけだからすぐ終わりそう!」というような「作業のイメージ」が湧きます。 あとで宿題に実際に取り掛かる時に、このように「具体的な作業のイメージ」が湧くと、漠然と「宿題をやらないといけない」と考えるよりも第一歩が踏み出しやすくなっているはずです。