超大物歌手ですら“NHK出禁”に…紅白歌合戦で起こった放送事故伝説! MC・有吉弘行も緊張でうっかりミスを
今年起こりそうなハプニングは……
パフォーマンス一つで、その後のNHKとの関係も大きく変わってしまう紅白。果たして、今年はどんなハプニングが起きそうだろうか。エンタメジャーナリストの中村裕一氏に予想を聞いた。 「私がこれまでに見てきた紅白の中で最もインパクトがあったハプニングは、1986年の第37回で起きた、加山雄三の“仮面ライダー”発言。少年隊の楽曲『仮面舞踏会』を『仮面ライダー』と紹介してしまったのです。 さすがに有吉弘行さんをはじめ、今のMC陣はそこらへんのデリケートさは十分に承知していると思いますが、難しい英語の曲名や、初登場の歌手、超大物ミュージシャンの出演時に緊張感がピークに達すると、タイトルや名前を言い間違える恐れは十分に考えられるでしょう。 その意味だと歌手ではB’z、Omoinotake、こっちのけんと、ILLIT、MU:I、曲名だと『Bling-Bang-Bang-Born』『5時53分の空で見つけた君と僕 [Japanese Ver.]』あたりは要注意かもしれません。HYの『366日』を『365日』と言ってしまったり、緑黄色社会の『僕らはいきものだから』を『僕らはいきものがかり』と紹介したりするミラクルも起こるかもしれませんね」 昨年、はじめて紅白のMCを務めた有吉は緊張のあまり、着替えのタイミングを間違えてしまったと明かしている。何度もリハーサルしたにもかかわらず、本番でやらかしてしまったと語っていることから、確かに読み間違いなどは、うっかりしてしまう危険性も……。 「また、個人的には星野源が『地獄でなぜ悪い』を歌うと発表された際は、大晦日という誰もがリラックスして新しい年を迎えようとしているタイミングに冷や水を浴びせるかのようなドライな選曲だとゾクゾクしただけに、直前で歌が変更になってしまったことは残念です。ただ、同じく“地獄”をキーワードにして大ヒットした朝ドラ『虎に翼』の主題歌『さよーならまたいつか!』を歌う米津玄師も登場するのはうれしいですね。 マンネリを打破しようと斬新な演出を試みようとすれば、どうしてもハプニングやトラブルは起きてしまいがちです。それに対していちいち目くじらを立てるのも野暮というもの。ハプニングや失敗も紅白の華、というスタンスで気楽に見るのが一番だと私は思います」 また、紅白といえば、ここ数年は三山ひろしのけん玉が毎年大きな話題になっているが、今年はどうなるのか。昨年は失敗しているだけに、今年はなんとか成功させてほしい。 取材・文/集英社オンライン編集部
集英社オンライン編集部