炎上上等!? もはや吹っ切れた「水原希子」はなぜ世間をザワつかせ続けるのか
■過去のドッキリ番組出演を反省 周りに振り回されないマインドを見ると自己肯定感の高さもうかがえ、だからこそ打たれ強く、炎上して落ち込んでも復活は早いのかもしれない。 「『今は仕事のストレスを感じることがほとんどない』と最近のインタビューで明かしていたのも印象的です。コロナ禍により時間は有限だと実感したことがきっかけで、自分が辛くなりそうな仕事は受けないようにし、自身が楽しめるかどうかを重視して仕事を選ぶようになったそうです。仕事がなくなったらと心配した時期もあったそうですが、興味のある仕事を選んでいると、新しい仕事もますます増え、仕事も楽しく毎日がハッピーだとか。そんなところを見ると、ストレスがない生活で心に余裕があり、他人の評価も気にしてなさそう。迷いやためらいもなく、そうした吹っ切れた感じも炎上を恐れずに発信できる一因でしょう」(同) そして、ただ周りを気にしないということではなく、「まっとうな批判に対してはしっかり反省したこともある」と週刊誌の芸能担当記者は明かす。 「以前、テレビ番組の同性愛ドッキリ企画に自身が出演したことについて反省の意を示していました。2015年に放送された番組で、仕掛け人の水原が別の女性と恋人関係にあるように見せるという内容でしたが、水原がその後LGBTQを支援する活動をしていることもあり、放送から数年たってもSNSで批判されていたそうです。『その間ずっと自分の行動によってトラウマだったり、嫌な思いをさせていたのかもしれないと思い、本当に胸が苦しくて』と告白して謝罪するとともに、間違いを指摘する声を上げてくれた人たちの存在をありがたく感じているとも語っていました。自身の振る舞いに落ち度があったときはしっかり反省しつつ、恐れずに発信していく姿勢は、ある意味、人間的な魅力と捉えることもできると思います」
■炎上発言も話題作りや便乗ではない 芸能ジャーナリストの平田昇二氏は、水原についてこう述べる。 「水原さんといえば『ノルウェイの森』以外でも、映画『ヘルタースケルター』や『進撃の巨人』、ドラマ『失恋ショコラティエ』『信長協奏曲』などさまざまな作品に出演し、存在感を放っています。なかでも2021年からNetflixで配信された、さとうほなみさんとのダブル主演作『彼女』は話題を呼びました。2018年に当時の所属事務所から独立し、実妹でモデルの佑果さんとともに立ち上げた個人事務所で活動をしていますが、もともと仕事には意欲的でセルフプロデュース能力も高い。チャレンジ精神にもあふれているだけに、独立後も充実した日々を送っているようです。過去に物議を醸した発言も、決して話題作りや便乗などではなく、自身の思いや感覚、価値観、経験などに裏打ちされた内容のものがほとんどですし、自身が間違っていたり、至らない部分があったりした場合は謝罪したりと、うやむやにせずきちんと対応するところも若い世代の女性を中心に支持されている要因ではないでしょうか」 独自のポジションを築き唯一無二の存在になっている水原には、このままブレずに突き進んでほしいものだ。 (丸山ひろし)
丸山ひろし