<池田エライザ>長崎にルーツ 「海に眠るダイヤモンド」出演は「運命的に感じた」
私がもし、リナのような体験をしたら、彼女と同じように行動できるかはわかりません。それほど想像を絶する経験をしているキャラクターでもあります。そういった部分に対して、簡単にわかるよと言うことはできませんが、自分の痛みを通して、人の痛みを理解しようとする姿勢や生き方には共感できますし、すてきだなと思っています。
--主演の神木さんの印象は?
共演前も、実際お会いした後も印象は変わりませんでした。すごくフランクに話してくださる方で、たまにオタク的で凝り性な一面が垣間見えることも(笑い)。世代も近いので、最近はお互いの好きなゲームやマンガの話ばかりしています。現場の雰囲気が和やかなのは、神木さんが常に楽しませてくれているから。
主演の神木さんが一番大変ですし、出ずっぱりで駆け回っているので、自分のことだけでいっぱいいっぱいでも誰も責めないのに、いつも楽しそうにいてくださるのでありがたいです。そのおかげで、リナの役柄と同じように、仲が良い端島の幼馴染みの中に混ぜてもらっているような気持ちで現場にいることができています。
--他の共演者の方はいかがですか?
(土屋)太鳳とはもう何度も一緒に撮影していますが、毎回、彼女の噛(か)み砕かれたお芝居を見て「こう解釈するんだな」と感じたり、どんどん変化していく演技を見るのが楽しいです。太鳳の方が1つ歳上ですが、なんだかすごく愛おしい気持ちになることも。
清水(尋也)くんは、以前共演した時は弟役だったので、当時は「姉ちゃん、姉ちゃん」と言ってくれていて。今回久しぶりにお会いすることになって、どんな感じになるかなと思っていたら「ご無沙汰しております」って堅苦しい挨拶(あいさつ)をされて。(仲が良かったのが)リセットされているなと思って笑っちゃいました(笑い)。他の皆さんともこれからじっくりとお芝居をご一緒できるのが楽しみです!
--本作では各地でロケ撮影も行われているようですね。