[サウンドユニット・選択のキモ]スピーカー編…□聴いて選ぶ□のが基本。試聴のコツを解説!
そして連絡をすることで、「何で聴けるか」も確認できる。スマホが繋げられるようになっている場合もあれば、CDやUSBメモリーといったメディアでないと試聴ができないこともある。なので、何で聴けるかを確認し、それに聴きなれた好きな楽曲の音源を入れて持っていこう。試聴は、いつも聴いている曲で行った方が製品ごとの特徴が良く分かる。
◆音量の変化は気にする必要はない。同一音量に直して聴き比べるベシ!
ところで試聴時にスピーカーを切り替えると製品ごとで音量が多少変化するが、そこは性能の良し悪しとは直結しないので気にする必要はない。ただし、音が大きくなったときには少し下げ、小さくなったときには上げて一定の音量で聴くように心がけよう。そうしないと客観的な判断がつかないからだ。
ちなみに、大きな音がするスピーカーはメインユニットの内蔵パワーアンプでも鳴らしやすい、とは言える。逆に音量が小さくなるモデルは、外部パワーアンプにて鳴らした方が性能を発揮しやすい。
また、同じ曲の同じところを繰り返し聴くこともコツだ。試聴機を切り替えるたびに同じ曲の頭から聴き返すと違いが分かりやすい。そして都度、高音だけ、ボーカルだけ、低音だけ、というように着目点を絞って聴き比べるのも有効だ。
というように何度も聴き返して吟味をすべきだが、ファーストインプレッションが決め手になることも案外多い。最初に音が出た瞬間の印象が良いモデルは、好みに合うモデルである場合が多いのだ。
今回は以上だ。次回以降もスピーカー選びのコツを解説していく。お楽しみに。
レスポンス 太田祥三