「パルプ・フィクション」30周年!ユマ×トラボルタ×サミュ・L・ジャクソン集結
米ハリウッドでTCMクラシック映画祭が4月18日(現地時間)に開幕し、オープニング作品「パルプ・フィクション」の30周年記念上映が行われたTCLチャイニーズ・シアターには、オリジナルキャストのジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーベイ・カイテルが集結した。 米ハリウッドレポーターによれば、同作のメガホンをとったクエンティン・タランティーノ監督は欠席。ブルース・ウィリスも出席はかなわず、妻エマと娘タルーラが祝福に訪れたという。 上映前のパネルディスカッションで、トラボルタはタランティーノ監督のハリウッドのアパートで初めて本作について話し合った際に、トラボルタが出演した映画やテレビ番組のボードゲームで遊んで絆を深めたことを述懐。その夜、タイ料理店で夕食を共にした際には、「パルプ・フィクション」だけでなく、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996)にも話が及んだという。 タランティーノ監督に「2本の映画について話したんだけど、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』についてはどう思った?」と質問されたトラボルタは、「僕はバンパイアには興味がないんだ」と回答。1週間後に「パルプ・フィクション」のヴィンセント役のオファーを受けた際にキャスティングの理由を尋ねると、「君にはあの役柄に必要な哲学的視点がある。彼がどんな経験をしているにせよ、思慮深くあってほしい」と説明されたことを明かした。 また、サーマンは、この映画の本当の重要性は出演者たちのキャリアを変えたことではなく、ハリウッド全体を変えたことだと明言。「映画を変えた作品だから、十分に理解するのは難しい。私の人生の中で、『パルプ・フィクション』との関係は美しく進化してきたように思う。この作品は映画を変え、私が出会ったすべての映画人のことも変えてきたのです」と語った。
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